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リスクを取らないと人生は変わらない。で、海外移住で人生変わったの?

こんにちは。

ポーランドに住みつき始めてから1年経ったので、正直な気持ちを書いてみようかな。

この記事は、かなり個人的な感想だしうまくまとまってないのであとで削除するかもしれません。

1. 結局、ポーランドに来て何か変わったのか?

私の生活は間違いなく変わりました。毎日やりたいことをやって、我慢なんて1ミリもしなくていい生活。

最低でも3年は続けなさいとか、給料は我慢の対価だとかそんな考え方はここにはありません。

今となっては全然考えられないけど、日本で仕事していたときには、理不尽を押し付けられても反論できない自分の無力さに、もう悔しくて苦しくて、就業中に抜け出してトイレでワンワン泣いていたなんてこともよくありました。

そりゃ仕事するんだから嫌なことだってあるかもしれないけど、ポーランドではいかに嫌なことをせず(楽して?)にお金を稼ぐかを考えます。

2. いまだに続くポーランドと自分の価値観のぶつかり合い。

ただし、いいことばかりではなかったのも事実です。ポーランドに1年以上住んでいる今でも、文化の違いに驚かされることが多々あります。

映画上映中に着信音がばんばん鳴るし、なんなら電話をかけて話し込んじゃう人もいる。

こんな些細な違いが気になって気になって、毎日の小さなストレスで心が蝕まれていくようだった。

衛生観念の違いとか、人と人の距離感とか、文化の違いについては多少なりともわかっていたつもりだったけど、こんなにも多くの問題が自分の身に降りかかってくるなんて想像もしていなかった。頭では理解できるのだけど、心が追いついていかなかった。

-日本の価値観が新しい価値観を受け入れることを困難にする。

海外で生活をするにあたって、日本にいるときには疑いもしなかったすべての人が共有しているはずの当たり前の価値観が、日本から出てみたらまったく使い物にならない、どころかむしろ足かせになってしまいました。

私は柔軟な考えの持ち主だ、異文化を受け入れる大きな器を持っているんだ、と思っていました。でも実際には、30年近く日本に住んで培った日本特有の価値観は私の中にしっかり出来上がっていた。

そんな日本の価値観が嫌いたまらなくてポーランドに来た訳だけど、新しい価値観を受け入れることは想像より1000万倍も難しかった。それがたとえ自分が望んでいることであっても、ね。

3. 異なるものを受入れるには多くの犠牲が伴う。他人は変えられない。

自ら望んでポーランドに来ているわけだから、犠牲を払ったって苦しい思いをしたっていい。

でも普通にポーランドに住んでいる人は、異なるものを受入れようなんて微塵も思ってない。どんなにグローバル社会になっても、やっぱり単一民族国家ってそうゆうもの。日本でもそうだと思う。

だから、自分は異なる文化を理解したとしても、相手に自分を受入れてもらうのは相当難しい。もちろんすべての人に理解されようなんて微塵も思っていないけど、最も身近な人に理解してもらえないときの虚しさとかやるせなさったらないよね。

他人に自分を受け入れてもらおうとすること自体が甘っちょろい考え方なのか?私はこれ以上何ができるの?ポーランドで生活するってことは自分の文化や意見をすべてまるっと捨てなくちゃいけないということなのか?

4. 人生で初めて本当にやりたいことが見つかった。

日本にいるときには、定年までおなじ会社で働いて毎月決まった給料をもらって、5年後、10年後、20年後、定年後まである程度将来像が見えていました。それを”安定”と呼ぶ人もいますね。

それが自分のやりたいことではできなかったとしても、家族のためや将来のために自分を犠牲にして働いてお金を稼ぐこと当たり前だと思っていました。

でもポーランドではそんなことしてる人はほとんどいません。仕事だってすぐに辞めるしお金なんてなくたって案外生きていけるものなんです。やりたくない仕事ばかりに時間を取られて自分のやりたいことが見つからないなんてこともありません。

-価値観の違いを利用してポーランドと日本をつなぐ!

私は、もう日本で一生分の我慢をしたので、自分でビジネスをしてやりたいことだけをしてようかなと思っています。ポーランドに来てみたらわかりますが、ここではビジネスチャンスがごろごろ転がっています。ビジネスしやすい環境も整っていますしね。

日本では当たり前のものやサービスがポーランドではまだまだ当たり前ではないのですからね!

新しい価値観を受け入れるのは簡単なことではないけれど、すべて分かり合えないわけでもありません。「日本の価値観や文化が大好き!」と言ってくれるポーランド人もたくさんいます。

私はポーランドにいるのだからポーランドの価値観を尊重するけれど、それでもどこかで折り合いをつけられたら、ポーランドと日本がもっともっと強い絆で繋がったらいいなと心から願っています。

価値観の違いでたくさんの苦労と挫折を経験したけれど、つぎは逆にそれを利用してポーランドの人々に新しい価値を提供できれば嬉しいです。

5. メリットもデメリットも含めて、自分を成長させるチャンス!

海外移住したくて悩んでいる人がもしいるのであれば、私はその人の背中を押してあげたいです。

ポーランドに住んで1年、大変なことも沢山あったけどそれと同じくらい楽しいかったこと、嬉しかったこともありました。

ずっと日本にいるとわからないことですが、海外に住むってかなり大変なことです。言葉や文化圏が大きく異なる場合は特にね。そこに根を張って生活していくのだとしたら、言葉も文化も、イチから身につけない限り、まるで3歳児のような無能な人間になったような屈辱を味わうことになる。

“大変”っていう字は”大きく変わる”って書くんだ!

だから、”大変”だなと感じたらそれは自分を大きく変えるチャンスだということなのです!

ただし、正直なところ、仕事をするにしても、ポーランド語を勉強するにしても1年間という期間はあまりにも短すぎる。だから私はここで何ができるのかもう少し考えてみることにします。

喜怒哀楽の激しい、でもその分充実した1年間でした。

ありがとう。

この度、ポーランドにて日本人サポートをする会社を設立いたしましたのでお知らせいたします。これを機会により一層、専門性が高く、安心・信頼していただけるサービスを追求してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。1. 会...
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