私はどこにでもいる平々凡々な日本人です。
いわゆる一般的な”レール”に乗って大学を卒業し、就職しました。
ただ、他人と違うところをあげるとするならば、みんなと同じレールに乗りながらも本当にやりたいことは別にあって、なんだかんだ悩みながらも結局はそれを行動に移してきたってことかな。
1. 生い立ち~高校時代まで
親もまたその親も典型的な日本人だから、もれなく私も典型的な日本人に育ったわけだけど。
両親は毎日朝から晩まで働いて私はいつだって鍵っ子だったし、それがあたり前になって私も将来はこうなるんだって思ってた。高校も大学も周りのみんなが進学するから私も進学することを決めたし、自分のやりたいことって特になかった。
つまり、周りが生きるように私も生きてたし、そんな状況になんの疑問も違和感も抱かなかった。
2. 大学時代
大学在学時、サークルにも所属せず一匹狼で友達も少なかったというか、自分から積極的に友達作ろうともせず、ただひたすら真面目に学業に専念してました。
でも大学3回生になる頃、1年間休学して、自分探しの世界一周の旅に出る決心をしたんだよね。当時、国際関連のものを勉強してたっていうのもあってね、海外に興味があったんだ。
その旅をとおして、間違いなく自分の世界が広がったし、ようやく自分のやりたいことが見つかった気がした。自分は周りの人たちとは違うんだって思えるようになった。
そして帰国後は、自分のやりたいことができる企業から内定もらって”将来安泰”なんて思ってたよ。
3. 社会人時代
誰もが知ってる企業に入社した。
日本企業なんて、ただの年功序列の社会で、誰もただの若者の意見なんて聞いてくれないしむしろ厄介者扱いされるだけ。どんなに能力はあってもただ若いとか女というだけで出世できない社会の仕組みに嫌気がさしてた。
こんな社会で残りの人生ずっと過ごしてられないと入社以来ずっと思ってた。
とくに国際関連の部署で、海外とのやりとりが多かったから余計に、外国人の仕事に対する考え方と日本人の考え方を比較しちゃうことがあった。(どんなに仕事が滞ろうが定時で帰るし、夏休みは1ヶ月とか単純にうらやましかった)
そこでもしばらく続ければ何か変わるかもしれないと思って、6年間務めたけど何も変わらなかったし変わる気配もなかったから見切りつけて退職を決意。
4. いま~未来
そんなこんなで仕事を辞めて、なぜだか惹かれるポーランドという国で生活を始めてようやく約6ヶ月経ったところ。なんで惹かれるのかうまく説明できないんだけど、ただ心の向くままに行動してみようと思ったんだよね。
いまはずっと夢に見ていた生活を送っているわけだけど、想像とは違うことが盛り沢山で、あんなに嫌っていた日本社会の習慣が恋しくなったりするときもある。
それでもポーランドという国が好きだから、もうしばらくはこの国にいたいし、みんなにもポーランドの素晴らしさを知ってもらいたい。
1年後のことどころか、明日のことすらわからないその日暮らしの生活を送っているわけだけど、異文化の中でもがき苦しみながら成長していければいいなと思っているよ。
先のこと考えたら不安でいっぱいだけど今できることを精一杯やろうと思っています。将来の予定なんか立てたところでそのとおりにはいかないのが人生だしね。
5. 最後に
日本人ってやりたいことがあっても、キャリアのこととか、年齢のこととか、家族のこととか、やらない理由を探して行動に移せず不満を抱えながら生活してる人が多いと思う。
私ももれなくそのうちのひとりであったわけだけど、いまはやりたいことができてそれにシアワセを感じている。
もちろんみんなにただやりたいことをやろうと勧めたいわけではないけど、自分と同じような状況で苦しんでいる人がいるのなら、背中をそっと押してあげられたらなと思っています。