ポーランドの賃貸住宅事情!知っておきたい日本と違うところ。

海外生活

海外で生活を始めようというときに、最初の難関となるのが、家探しです。

事前にポーランドのアパート事情を少しでも知っておくと賃貸契約がスムーズに進むかと思います。

少しでも家探しの参考になれば嬉しいです。

1. 外観よりも内観が大事。

ポーランドのアパート事情。

現在ワルシャワでは新築マンションがあちこちで建設されていますが、市内にはまだまだ共産主義時代に建てられたビル群があります。

外から見るとかなり年季が入っていて、いかにも古そうだな~という雰囲気ですが、中はリノベーションされていて新築マンションと変わらないような見栄えになっていることも多いです。

自分がリラックスできる空間で過ごせれば、外観なんて関係ないということだそうです。

外観の古い物件は、物件広告を出す際には、外観の写真を載せていない場合がほとんどですので、住所がわかればGoogle mapで事前に確認してみることをおすすめします。

2. 内装工事・リノベーションはセルフで。

新築でアパートを購入すると、コンクリートの壁が剥き出しのまま引き渡されることが一般的です。そこから好きなように壁を塗ったり、キッチンを設置したりして自分の好みの空間を一から作っていくのが好きな人が多いです。日曜大工のような感じで素人が施工しているのでよく見ると接着剤がはみ出していたり、タイルが少しずれて隙間ができていたりすることもあります。

また、家が古くなったときにも、業者に頼らず自らホームセンターで資材を集めてリノベーションする人も多いです。

3. シンクが小さめ。

ポーランドの賃貸アパート事情。シンクが小さめ。

ひと昔は、小さいシンクが2つ並んでいて、一つは食器洗い前の食器を置くスペース、もう一つは洗ったあとの食器をすすぐために使うスペースとして使っていたようですが、現在は食洗機を利用するのが一般的になったのでシンクも1つになったのだとか。大き目の鍋を一つシンク置くとすでに他のものが置けなくなってしまうようなサイズなので、こまめに洗うか、食洗機を利用することになるかと思います。

ちなみに蛇口が比較的高い位置に設置されているし、シンクの深さもないので、ちょっと気を抜いていると勢い余って水が弾けてシンク回りが水浸しになってしまうこともあります。

4. 風通しがよくない。

ポーランドは冬が長く、寒いので、冬に対応できるように家を設計していることが多いです。日本の家のように風通しを考えて設計していないことも多いので、窓を開けても風が通らず、体感温度が下がらないことがあります。

それでもほとんどの場合、エアコンは設置されていません。最近でこそ扇風機を利用する家庭が増えてきましたが、賃貸の場合は備え付けられていないことが多いですのでその場合は自分で購入することになりそうです。

その分、冬場は外気温がかなり低くても家の中だけはとても暖かいです。

5. ソファベッド率が高い。

ポーランドの賃貸アパート事情。ソファベット率が高め。

ポーランドの一般家庭にあるソファが、ソファベッド(ソファーがベッドにもなって1台2役)である場合がほとんどです。見た目も言われるまでソファーベッドだとは気が付かないようなデザイン性の高いものが多いです(おまけに収納スペースが付いていることもあります!)。

これは、気軽に友達を家に招いたりホームパーティーをしたりするのが好きなポーランド人あるあると言われています。

ポーランド人にとっては当たり前すぎてソファベッドの存在を教えてくれないことがあるので、内見物件にソファがあったらソファーベッドになるか確認してみるといいかもしれません。

またワンルームなど部屋が小さく、ベットとソファを2つ設置できない場合には、場ソファベットを1つ置いて、日中はソファとして夜はベッドとして使用している人も多いです。

6. 給料に対して家賃が高い。

ポーランド(特にワルシャワ)では、給料や物価に対して家賃はそれほど安くありません。

日本では家賃は給料の1/3を目安になんて言われることがありますが、ポーランドでは1/3以上は普通で下手をすれば1/2になってしまうこともあります。また管理費や光熱費も年々上昇しています。(賃貸ではなく、購入する場合には日本よりもポーランドの方が割安と言われています。)

夫婦やカップルの場合は共働きで、学生など若い人はルームシェアをすることも多いです。

とは言っても、ワルシャワ中心地でも1DK(家具家電付き)で2,000~3,000ズロチ程度なので日本人の感覚では高すぎるというわけでもありません。

7. まとめ:国が変わればアパート事情も変わる。わからないことがあれば事前に確認しよう。

どうでしょうか。

ポーランドには賃貸物件は新しいものから古いものまでごまんとありますので、その物件によってそれぞれ違うこともあるかと思いますが、今回は一般的なポーランドの都市部にあるのアパート事情を紹介しました。

日本とは住宅事情が異なるので慣れるまでは少し違和感があるかもしれません。それでも、まぁこうゆうもんだと言うことがわかっていれば、困ることはありませんね。

PS. ポーランドで家探しをするときには、不動産会社に行って紹介をしてもらうのではなく、インターネット上で大家さんと直接やりとりをして契約することが多いです。大家さんはアパートのことについてあまり詳しく説明してくれませんので、質問がある場合にはこちらから積極的に聞かなければいけません。少しでも疑問に思うことがあれば必ず契約前に確認しましょう!

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