こんにちは!
ポーランドはヨーロッパでシェンゲン圏内なので、ユーロ(euro)を採用していると思われることもありますが、2018年時点ではポーランドズロチ(złoty)というポーランドでしか使われていない独自通貨を採用しています。
そのため、ポーランドに滞在する場合には、ユーロではなくズロチを準備しておく必要があります。
ただ、この両替のコツを知らないと損をしてしまうことがあるんですね。ということで、今回は賢くズロチをゲットする方法をシェアします。
それでは、さっそく〜。
1. どこで両替する?
①日本の両替所
ーメリット
- 現地に着く前に現地通貨を所有できる安心感を得られる。
- 日本語対応が基本なので英語やポーランド語が話せなくてもOK!
- 現地で両替する必要がないから貴重な滞在時間を両替に費やす必要がない。
ーデメリット
- 両替手数料が高い(1ズロチ=約35円)
日本で両替するのは個人的にはあまりおすすめしません。なぜなら両替手数料がかなり高いからです。
日本ではズロチは世界的にみるとマイナー通貨で需要が低いのでどうしても高くなってしまうんですね。
それと比較して同じ場所でも、ユーロへの両替なら手数料はそこまで高くはありません。
ただし、多少手数料が高くても、海外旅行慣れしていない人や、安心を買うんだと思える人ならとても便利です。
②ポーランドの両替所
ーメリット
- 日本で両替するより手数料が安い。(1ズロチ=約33円)
- 観光地なら至る所に両替所がある。
ーデメリット
- 英語やポーランド語での対応になる。
- いくらで両替できるのか表記がわかりにくい。
デメリットに英語やポーランド語対応になるとあげましたが、基本的には「こんにちは!」と言って、両替したい金額を担当者に差し出すだけでOK!その他何も言う必要はありません。
– 両替所で両替するときの注意点。
これ、紛らわしくて混乱するので注意が必要です。
私も最初の頃はこの違いを理解しておらず、損をしているのに得していると勘違いするという無知故の謎の状況に陥っていました。
というのも、日本でもポーランドでも、日本円をズロチに両替するときにはまず”WE SELL”の欄に記載されている金額をもとに計算されますね。
しかし、日本では”ズロチ”を基準に考えて[1ズロチ→30円]と表記しますが、ポーランドでは”円”を基準に考えて[1円→0.033ズロチ]という表記になります。
日本にいる(ズロチを基準に考えている)ときには、これが28円とか25円とか表示されている金額が安ければ安いほどお得です。
ポーランドにいる(円を基準に考えている)ときは、0.035とか0.037とか表示されている金額が高ければ高いほどお得になります。
日本にいるときには日本基準でレートのチェックとかしますよね?だからそのままの感覚でポーランドに来て、「この表示金額が安ければお得!」と思い込んでしまうと、残念ながら自分から損をしに行ってしまうのと同じなんですね。
そう、この表示方法の違いを知っているか知らないかで、その後の運命が大きく違ってくる可能性があるのです!
③海外キャッシング
ーメリット
- 日本・ポーランドの両替所より手数料が安い(1ズロチ=30.02+ATM利用手数料200円)
- 観光地でなくても至る所にATMがある。
ーデメリット
- キャッシングは借金と考え、抵抗がある人は利用しづらい。
- 事前にクレジットカード会社にキャッシング審査を申請する必要がある。
現地通貨を手に入れらるのは両替所だけではありません。クレジットカードの海外キャッシング機能を使えば簡単に必要な分だけ現金を引き出すことができます。
”キャッシング=借金”と考える人も多く、利用するのに抵抗がある人がいるのも事実です。
ただし、このキャッシング機能もうまく使えば(とくに1度に多くのお金を引き出すときには)お得に両替することにつながります。
2. いろんな方法があるけど、結局おすすめは・・・。
日本で両替でも、ポーランドで両替でも、海外キャッシングでも、少額(1人あたり1,000円~3,000円程度)を両替して、最低限の現金を所持しておくことです。
念のため現金も所有しておくけれど、買い物での支払いはできる限りクレジットカード払いをすることが最も手数料が安く、手間がかからない方法です。
大量の現金を持ち歩くのは紛失や盗難のリスクがありますし、ズロチを使い切れずに余らせてしまった場合は、日本円に両替するのにもまた高額の手数料がかかります。
ポーランドでは大抵のお店ではクレジットカードを使えるところがほとんどですし、とくに観光目的で短期滞在する分にはむしろ現金は必要ないくらいです(ごくたまにトイレが有料だったり市場では現金払いのみだったりするので注意が必要です)。
私は1ヶ月間現金を使わずに生活することも多々あります。
ー手数料ってどのくらい違うの?
1,000円 | 30,000円 | 50,000円 | |
日本で両替 | 約28ズロチ | 約857ズロチ | 約1,428ズロチ |
ポーランドで両替 | 約30ズロチ | 約909ズロチ | 約1,515ズロチ |
海外キャッシング | 約29ズロチ | 約982ズロチ | 約1,636ズロチ |
クレジットカード払い | 約33ズロチ | 約984ズロチ | 約1,640ズロチ |
2018年9月現在のレート(1ズロチ=30円)で計算していますが、ここではわかりやすくするために端数は適宜まるめています。また、この表は参考値です。
便利な場所で両替すればするほど手数料が高くなることがわかります。また、海外キャッシングは両替手数料は安いけど、1回ATMを利用するごとに手数料がかかりますので少額をこまめに両替しようとすると損になりますね。
3. ワルシャワでおすすめの両替所は?
クレジットカードを使うのがお得だということは分かっていても、やっぱり現金を持っていないと不安という方におすすめなワルシャワにある両替所をご紹介します。
ワルシャワで両替所を見つけるたびにレートを確認していますが、ここが断トツでレートがいいです。というかほとんど手数料とってないしどうやって営業続けていける?と疑ってしまうほどです。
上の写真の看板を目印にするといいと思います。白を基調としていて清潔感があります。
最新のレートは、公式HPをご確認ください。
また、この両替所では、ある程度まとまった金額を両替するときには、店頭に表示されているよりももっとお得な特別優待レートを適用してくれる場合があります。ダメもとでも一言聞いてみるといいかもしれません。
-どこにある?
ワルシャワの中心部、地下鉄Centrum駅を出てすぐのところにある地下通路の中に店を構えています。立地もよくて文句なしです。
似たような名前の両替所がたくさんあるので注意してくださいね。
4. まとめ:どこで両替するのがいいかはその人次第。
ズロチは日本ではマイナー通貨となるため、日本で両替できても手数料が高額であることが多いです。
外貨を手に入れるにはどうしたって手数料がかかってしまいます。手数料は日本から離れれば離れるほど安くなりますが、その分不便になりますね。
1ズロチあたり5円の手数料の違いとみると大したことないように思えますが、300ズロチ(約9,000円)両替すると考えると、300×5=1,500も手数料を払うことになるんです。300ズロチ(約9,000円)を両替するのに350ズロチ(約10,500円)必要なんですね。
1円でも安くと思ってあちこち両替所をみて回るのもいいですが、せっかく高いお金を払って旅行をしているわけですから、手数料と手間を天秤にかけて自分が納得できる方法で両替してください。
それでは、また~
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