みなさん、こんにちは!
今日は、ポーランド語の基本+小ネタをシェアします!
ご存知のとおり、ポーランドの公用語はポーランド語です。
世界で最も難しい言語の一つとして知られているポーランド語ですが、ポーランド人もポーランド語が難しいことを自覚しているので、外国人である私たちが少しポーランド語を話すだけで大喜びです。
現地で友達を作るきっかけになるかもしれないですね!
ポーランド語には、いくつか特殊文字がありますが、基本的にはローマ字読みです。カタカナ語でも通じますので、思い切ってポーランド語を話してみましょう。
それでは、さっそく~
基本編:
1.「こんにちは」は ”Dzień dobry”
これは直訳すると”good day”という意味で、朝起きた時や、お昼に友達と会うとき、夕方でも、一日中使える便利なあいさつです。
2.「ありがとう」は ”Dziękuję”
ポーランド人はいつでもどこでも感謝の気持ちを表現します。友達や家族など親しい間柄では、これを省略して” dzięki(ジェンキ)”とも言えます。英語の”thanks”のようなものですね。
3.「どういたしまして」は ”Proszę”
ありがとうのと合わせて覚えておくと便利ですね。”Dziękuję(ジンクイエ)と言われたら、Proszę(プロシェ)と返事ができるようにしましょう。
また、人に道を譲ったり、物を渡したりするときの”どうぞ”という意味や聞き返すときの”Pardon?”の意味でも使われます。
この一言を覚えるだけで、3つの意味で使える使用頻度の高い便利な言葉です。
4.「すみません」は ”Przepraszam”
“excuse me”と”sorry”と両方の意味を持ちます。日本語での「すみません!」と同じで、ちょっと人に声をかけたい時や謝りたいときに使えます。
5.「さようなら」は ”Na razie”
日本語で言うところの”またね〜”と同じ感覚の軽い挨拶です。
別れの言葉には”ドゾバチェニャ(Do zowaczenia)”、”ドビゼーニャ(Do widzenia)”など少しフォーマルな言い方など様々あったり、「また明日!」という意味の”Do jutra(ド ユートラ)”もあります。
ただし、友達や家族の間ではこのNa razie(またね)の使用頻度がもっとも多いと思います。
6.「おやすみなさい」は ”Dobranoc”
”Dobra”が”良い”、”noc”が”夜”なので、英語の”Good night”と意味は同じです。
ただし、英語の感覚で、夜中誰かと別れるときには使えません。今、誰かや自分が寝るときにだけ使用できます。
小ネタ編:
1. No(ノー)
☆意味:YES(はい)
ポーランド人が”No”といえば、それは”Yes”という意味。
ここでいう“No”は、英語ではなくポーランド語だからです。
ポーランド語で”いいえ”は”Nie(ニエ)”、”はい”は”No”もしくは”Tak”です。
オフィシャルな場面では”Tak”が使用されますが、日常会話ではこの”No”が頻発しますので、混乱しないよう注意!です
2. Daj dzioba(ダイジョバ)
☆意味:キスして
daj(ダイ)が「ちょうだい」、dzioba(ジョバ)が「クチバシ、キス」の意味なので、それを繋げると「キスして~☆」となるわけです。
ついつい日本語で「大丈夫!」なんて言っちゃうと、いきなりポーランド人にキスされる、というポーランド語ネタがあります。キスされたくない人に「大丈夫」と言わないよう気をつけましょう!
3. Jako Tako(ヤコタコ)
☆意味:まあまあ
yako(ヤコ)は「~のように」、tako(タコ)にはあまり意味はないようですが、響きの関係とのこと。
日本人にとっては”takoyaki”みたいで覚えやすいですよね。実際にワルシャワには”yakotako”というtakoyaki屋さんがあるんですよ。
そして、この言葉。ポーランド人も意味は理解しているけど使用頻度は決して高くないというのが現状なので、日本語の響きと似てるんだよ~と教えてあげると会話のネタになるかもしれないですね。
4. papa(パパ)
☆意味:バイバイ
急にpapaと言われても驚くなかれ。これは父さんという意味ではありません。(ちなみに父さんは”tata(タタ)”、これもこれで可愛らしいですね。)インフォーマルな言葉なので、友達や家族に対して使えます。
5. Prosie(プロシェ)
☆意味:こぶたさん
先に紹介した、「どういたしまして”Proszę(プロシェ)”」を日本人的に発音すると”こぶたさん”になっちゃうんですね~。
「ありがとう」、「こぶたさん!」という謎の会話ができあがります。ただ、例え”こぶたさん”と言ってしまってもポーランド人は理解してくれるので、あまり細かい発音は気にしなくてOKです!
もし気になるなら、『私の発音どう?こぶたさん?』って聞いてみると面白いかもしれません。
6. Japonki(ヤポンキ)
☆意味:ビーチサンダル
Japonkiなんて日本と関係のありそうな雰囲気を醸し出していますが、意味はビーチサンダル。
“Japonki”はもともと”2人の日本人女性(ちなみに1人の日本人女性はJaponkaと言います)”という意味なんですが、日本の草履のイメージからか、サンダルをJaponki(日本人女性)と呼ぶようになったそうです。
7. Aligator(アリガトル)
☆意味:ワニ
みなさん、もうお分かりですね。
ポーランド語のワニ、Aligator(アリガトル)は日本語のありがとうに限りなく近いんです。
英語のalligator(アリゲーター)も雰囲気が似てますが、ポーランド語はさらに上級レベルでそっくりです。ポーランド人に教えてあげると喜びますよ。
まとめ:簡単な言葉を覚えたら、会話のきっかけにもなります。
いかがでしたでしょうか。
この記事がポーランド人と話すきっかけになれば嬉しいです!
特に小ネタ集で紹介したものは、覚えやすいですし、ポーランド人への受けもいいのでおすすめですよ。
この他にも何かあれば教えてください☆
それでは、また~。
コメント
映画『Cold War あの歌、2つの心(邦題)』を観ました。
“Dwa serduszka”という劇中で出てくる歌が素敵だなぁと思いましたが、なにせ何語かもわかりませんでした。ポーランドを舞台にした作品ですので、おそらくポーランド語なのでしょうか?
「♪ Dwa serduszka cztery oczy łojojoj」など語尾にたくさん出てくる「łojojoj」(オヨヨイと聞こえる気がします)とはどんな意味なんでしょうか?グーグルでは、原語がポーランド語でなくエスペラント語とだけ表示されて意味が表示されません。
なんだか日本の古典で「よよと泣きにけり」みたいな、“泣く”の意味を持つオノマトペ?とか考えてしまいました。実際にはどんな意味があるのか教えていただけたら嬉しいです。
およよ!様
コメントありがとうございます。日本でポーランドの映画が公開されているのですね:)
ご質問の”およよ”についてポーランド人に聞いてみましたが、残念ながら特に意味はないそうです。
またオノマトペのようなものでもなく、”およよ”の代わりに”おもも”でも”むよよ”でもなんでもいいと言われてしまいました。
私はまだこの映画の予告しか見れていないのですが、とても面白そうですね。近いうちに見にいきたいと思います!
すでにおよよ〜が頭から離れません!