みなさん、こんにちはー。
今日は、みんなが気になるお金の話をしようと思います!
最近では、ポーランド航空が東京〜ワルシャワ間の直行便を運行し始めたり、ポーランドワーキングホリデーが締結されたり。ポーランド人気が高まってきてますよね!
生活するには切ってもきれないお金の話、今回はポーランドで仕事をする場合どのくらい収入を得られるのか、みていきましょう。
以下、2018年5月現在のレート(1PLN=30円)で計算します。
それでは、さっそく〜。
1. ポーランドの平均給与はいくら?
ポーランドの平均年収は年々増加傾向、右肩上がりです。
ポーランドの首都ワルシャワにおける税引き前の平均収入は月に5000PLN(約150,000円)で、各種税金支払い後は3500PLN(約105,000円)ほどになります。
それでも、西欧諸国で暮らす人々の平均年収と比較するとまだまだ少ないのが現状です。
しかし、ポーランドの生活費は西欧諸国と比較して低いことを考慮すれば、生活が苦しいということは決してありません。
ポーランド物価の詳細はこちらの記事↓ご確認ください。
2. 各業界の平均給与は?
ポーランドでは、他の国と同様に、平均所得は働く業界によって大きく異なります。2018年の平均収入をご紹介します。
平均 | 日本円換算 | |
一般企業 | 4,600 PLN | 138,000円 |
建築業 | 4,500 PLN | 135,000円 |
IT業界 | 85,000 PLN | 255,000円 |
貿易産業 | 45,000 PLN | 135,000円 |
サービス業 | 35,000 PLN | 105,000円 |
行政サービス業 | 35,000 PLN | 105,000円 |
不動産業 | 4,800PLN | 144,000円 |
3. 各地域の平均給与は?
高い賃金は、大都市で見つけることができ、ワルシャワとその周辺地域がポーランドで最も高い平均収入を得ています。まあ、当然ですね。
ポーランドの西側の都市は東側よりも平均収入が高くなり、南側は北側より高くなる傾向があるようです。
4. ポーランドの最低賃金は?
最低給与は2018年に2100PLN(約63,000円)に引上げ改定され、これが各種税金支払い後は1,600PLN(約48,000円)程になります。これは、フルタイムの従業員に支払わなければならない1ヶ月の最低賃金です。
1日8時間/週5日働いたすると、1時間あたり13.125PLN(約400円)になるということですね。
2008年は、税引き前1,126PLN(約33,780円)だったんです。
10年間でほぼ倍に増加していることを踏まえると今後もどんどん最低賃金引上げられそうですね。
5. 外国人はポーランドで稼ぐことができるのか?
外国人(日本人)はポーランドで仕事を見つけることができるのでしょうか?
すべてはあなたのスキルと話すことのできる言語によって異なります。
ポーランドでは今、労働力不足が深刻化していることもあり、何かしらのスキルがある場合は、ポーランド語が話せなくてもいくらでも仕事は見つけられます。
ただし、特別なスキルがない場合、ポーランド人と同じ土俵で戦うには、語学面で大きなディスアドバンテージを抱えることになります。
やはり、ポーランドではポーランド語(もしくは英語)で仕事をするのが前提になってきますからね。
・言語教師
最近ポーランドでは日本語学習者も増加していて、日本人が日本語を教える先生として働く門戸もかなり広くなってきています。また、英語、ドイツ語・スペイン語ネイティブスピーカーの語学教師の需要も高まっています(平均時給はなんと50 PLN!それより高くなる可能性も)。
・IT業界
IT部門で働くなら、西ヨーロッパ諸国の給与水準と比較しても引けを取りません。
ポーランドはIT先進国ということも相まって、IT部門志望者はとても多いです。また、日本人でもある程度ITスキルがあれば、ポーランド語が話せなくても英語が話せれば、仕事が見つかる可能性はグッと高まります。
・サービス業
パブやレストランで仕事をする場合は、1時間あたり13.70 PLNと時給としては高くありません。
しかし、それプラスいくらかのチップを得ることができます。とは言うものの、ポーランドでは、チップは必須項目ではありませんので、あまり期待はしないほうがいいかもしれません。
特にポーランドには日本食レストランはどこにでもありますし、仕事は見つけやすいです。
実際に、日本人に限らずアジア系の人たちがよくレストランで働いているのを見かけます。キッチンなどなら、英語だけではたらくことも可能ですしね。
6. ポーランド経済の見通し
ポーランド経済は、リーマンショック以降も、欧州で唯一、プラスの経済成長率を記録し、注目を浴びています。
他の西ヨーロッパ諸国と比較すると、決して高くはない給与水準ですが、今後どんどん差が縮まって行くことが予測されています。
ポーランド経済が好調なのは、個人消費が盛んであることが要因であると考えられます。
人々は、働いて稼いだお金を”貯金”することよりも”消費”することを楽しんでいて、それがさらに経済を回していきます。
好調なポーランド経済の中で生活していると、仕事も収入も今後ぐんぐん増加するんだと、目で見て肌で感じることができます。だから、将来のお金に対する不安が日本人に比べ格段に少ないからだと感じます。
7. まとめ:これからの成長が見逃せない、ビジネスチャンスかも?
いかがでしょうか?
成長過程にあるポーランド経済の中で仕事したくなってきましたか?
日本人がポーランドで仕事をすることは簡単なことではありませんし、賃金もまだまだ高いとは言えないけど、日本の”失われた20年”を生きてきた私にとってポーランド経済はとても魅力的に感じます。
実際に多くの日本企業がすでにポーランドに進出しています。投資とか会社設立の対象にしてみたりするのもいいかも!なんて感じます。
それでは、また〜。
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