海外移住は目的ではなく手段です!大事なことはそこで何をするか。

ポーランドが好き 日本人の知らない世界

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私は、ポーランドに移住して早いものでもうすぐ丸2年になろうとしています。

最初は、観光ビザで3ヶ月滞在しました。その後、ポーランドが好きになり年齢条件だけをクリアすればほぼ無条件で取得できるワーキングホリデービザを取得してポーランド滞在を続けました。そして今はポーランドで会社を立ち上げ、起業ビザを取得しています。

そこで今回は、ワーホリでポーランドに滞在する日本人に対して最近私が感じることをシェアします。

1. 30歳以下ならワーホリビザを使わない理由がない。

今回は特にワーキングホリデービザを利用してポーランドに滞在しようとしている人に向けて話します。

人生に一度しか利用できない(しかも30歳以下の人だけ!)このチャンスをムダにしないでください!学校にも行けるし、仕事もできるし、他ヨーロッパ諸国にも行き放題、ワーホリビザ以上に自由に動けるビザは他にありません。

例えば、就労ビザならその会社を辞めれば、その時点で日本に帰国しなければなりません。学生ビザも同様に学校を辞めたらすぐに日本に帰国しなければなりません。

その国に滞在しなければならない特別な理由がない人に対して滞在許可を与えることなんてワーキングホリデー以外にはありません。ポーランドワーホリビザを持って入れば観光も勉強も仕事も制限なく自由に行うことができます。

2. ワーホリは目的ではなく手段です。

これまでにワーホリでポーランドに滞在しているたくさんの日本人に会う機会がありました。

それぞれ夢や目標を持ってポーランドに来ているわけですが、なかには滞在中に「”これ”を達成したい!」という野望がなく、ポーランドに来る(日本を出て海外に逃げる)こと自体が目的になってしまってしまっているのも事実です。

まさに私もそうでしたが、ポーランドに来たばかりの頃は何もかもが目新しく、海外で生活するということ自体がとても誇らしい・成長につながるものだと信じていました。

ただし、ある程度の期間が経過すると、一日中家にいたり、積極的にポーランドらしい体験をしようとする気持ちが薄くなり生活がマンネリ化していきます。

ポーランドに滞在することを目的にするのではなく、何か一つでもいいのでポーランド生活での目標を持つようにしましょう。一年後振り返ったときにその目標があるのとないのとではポーランド滞在がまったく違うものになるでしょう。

3. なぜポーランド?

– 物価が安いは理由にならない。

物価が安いという理由だけでポーランドに滞在しようとしている人がいるのなら考え直したほうがいいと思います。

サイトによっては、ポーランドの物価は”東南アジア並み!”とか”月4万円で生活できます”なんて書いてあります。

もちろんこれは嘘という訳ではないと思いますが、かなり節約しないと月4万円では生活できません。買い物や外食、ポーランドらしい体験をせず、家に引きこもっているようでは、わざわざ友達も家族もいないポーランドにいる意味がありません。

ポーランドは物価が安いからノマドやフリーランスにとって過ごしやすい場所だなんて言われることもありますが、近年の経済成長に伴って毎年物価も上がってきています。

“ポーランド=物価の安い国”という考えはいつまでも通用しません。

実際、ポーランドの物価は日本のそれと比較して安価であることが多いですが、モノによっては同程度かむしろ高価であることもあります。

– 言語も仕事も簡単ではありません。

特にポーランドワーホリは、公用語や収入の問題からオーストラリアやカナダなどと違い、英語の勉強に力を入れたり、アルバイトをしてお金を貯めたり、向上心を持って何かを成し遂げようとする人は残念ながら少ないのです。

ポーランド語は世界で最も難しい言語と言われるほど、外国人にとってポーランド語を流暢に話すことは簡単ではありません。

もちろんポーランドでも、英語の勉強ができます。英語だけで仕事ができることも増えてきています。それでも他英語圏と比較して日本人がポーランドで勉強・仕事を探すことは簡単ではありません。

ただお金を稼ぎたいとか英語を勉強したいという理由なら、わざわざポーランドに滞在する理由がありませんね。

4. ポーランドで見える可能性。

ポーランドは今、日本人が考える以上に多くの可能性を秘めています。

まだポーランドに来た事がないという人にとっては想像しにくいかもしれませんが、現在経済成長が著しく、新しい技術やサービスをどんどん開発しています。

特に首都ワルシャワの中心地では高層ビルが立ち並んでいて、つい30年前まで共産主義国家だったなんて想像ができないくらいです。

ワーホリ対象者である30歳以下の人たちは日本の高度経済成長期を知りませんね。

あのときは良かった〜なんて話を聞かされるばかりですが、今ポーランドではまさにそのときです。

またこれは観光などの短期滞在では感じることのできない長期滞在者限定体験ですね。市民レベルでも、今年よりも来年、今日よりも明日がもっともっとよくなると実感できます。

5. ワーホリは自由。でも自由には責任が伴う。

ポーランドで何をしたいのかは人それぞれ違うでしょう。

ポーランド語を学びたい、ポーランド文化を学びたい、仕事をしてみたい、どの目的であっても1年間のワーホリで得た経験を今後の人生に活かせるように有意義な生活を送りましょう。

決して海外に滞在するということだけに満足してはいけません。

ワーホリは自由である分、それに応じた責任が発生します。自分の行動に責任を持って過ごさないと「ワーホリなんてただの遊びでしょ」なんて言われても何も言い返せませんからね。

ポーランド滞在後、そこで得た経験や知識をその後の人生にどう生かしていくのかを意識しながら毎日を過ごしていかなければ、あっという間にワーホリ期間が終わり、日本に帰国、何もなかったかのように再就職です。

6. まとめ:未来を変えるのは自分自身でしかありません。

ワーホリ実施国はどんどん増えています。その中からポーランドを選んだからには何かしら理由があるはずです。その理由に取り残されないように充実した1年間を過ごしましょう。

なんて偉そうなこと言いつつも、私が最初にポーランドに来たときには、まさか自分で海外起業するなんて夢にも思っていませんでした。それでも未来を変えるのは自分自身でしかありません。

人生に1度のチャンスですし、ワーホリをしようかどうか悩んでいる人がいればとりあえず飛び込んでみるのもありだと思います。

環境を変えてみたら、そこで自分にできることが見つかるかもしれません。今まで悩んでいたことが嘘みたいに未来が希望にしか見えなくなるかもしれません。

ここではワーホリでの滞在者に向けて書きましたが、すべての滞在者にも言えることだと思います。毎日なんとなく過ごしているな〜と感じていたら、なんでもいいので何か変えてみるといいと思います。

世界は可能性に満ちていますよ!

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