“知られざる親日国”ポーランド。ポーランド人すら知らない。

ワルシャワワジェンキ公園 ショパン像 日本人の知らない世界

みなさん、こんにちは!私です。

ニッポン大好き!ニッポン最高!って外国人が面白おかしく話す、みたいなテレビ番組が流行ってますよね。

でも、実際のところ世界でも日本に興味がある人なんてごくごくわずかなんですよね。

ここポーランドも”知られざる親日国!”なんて言われることが多々あるんですが。本当のところ、どうなんでしょう?

リアルな現地情報を独断と偏見でシェアします。

1.ポーランド人にとっての”ニッポン”の存在感。

一般人レベルでは、日本は”まるで存在感なし”です。大抵の人は、中国と韓国とその他の国と、我らが日本もぜーんぶひっくるめてアジアっていうくくり。

まあ、日本人がポーランドという国がどこにあるか知らないのと同じ。

ドイツ人・ロシア人とポーランド人の何が違うのか知らないのと同じ。

ポーランド人にとって日本はあくまでも別世界で遠ーい国。日常生活で日本を感じることは皆無と言ってもいいでしょうね。

2. なぜポーランドが親日国と呼ばれるようになったのか。

簡単にまとめると、こんな感じです。

むかしむかし、あるところに、ポーランドという国がありました。ポーランドは第一次世界大戦の戦場になってしまったから、多くのポーランド人がシベリアに逃げました。で、そこにいた日本人がそのポーランド人を保護して、戦後、彼らを祖国ポーランドに送り届けましたとさ。めでたしめでたし。

そのあとも、この話は代々語り継がれて、ポーランド人みーんな日本のことが大好きになりました。

3. ポーランド人は誰もシベリア孤児なんて知らない。

シベリア孤児の話、ポーランドが親日国であるという話をする時に必ず出てくる話題なんだけれど。

この話、ポーランドでは有名な話ではありません。日本人がこの話が好きなだけ。先人が築き上げた過去の栄光にすがっているだけです。

知っている人だっているでしょうけど、1%いれば万々歳です。そんな人に偶然出会える確率は・・・っと。限りなく0に近いですよ。

4. 他国と比べてポーランドは親日国なのか?

実際のところ、ポーランド人に「日本から来ました!」って言っても、「ふーん、だから何?」くらいの反応です。日本って言われてもイメージがわかないんだと思います。

今までいろんな国に行きましたけど、フランス人やイタリア人の方がよっぽど親日国に感じます。彼らに同じセリフを言ったら、スシー!ピカチュー!といったポジティブなリアクションが返って来てましたよ。

まあ、元々の国民性がフレンドリーということもあるのでしょうけどね。

5. 広く浅い親日国ではなく、狭く深い親日国ポーランド。

みんながみんな新日ではないけれど、日本らぶ!っていう人もいるのがポーランドです。

なかでもやっぱりアニメ漫画だったり、ゲームやポケモン好きがきっかけで、日本に興味を持ったという人が多いですね。

しかもポーランド人は好きはことはとことん掘り下げるタイプなので、日本人でも驚くほど日本の知識が深いです。その分、興味のないことにはとことん興味を示しませんけどね。

6. 日本語学習者が多い!レベルも高い!

ポーランド(とくにワルシャワ)には、日本語を話せる人が意外と多いです。

ワルシャワ大学には日本語学科があって、そこに通っている学生はかなり流暢に日本語を話します。これ、ほんと。びっくりしますよ!

今ワルシャワでは、“日本語を話そう!の会”が定期的に開催されているので、興味がある人は参加してみるといいと思います。日本語学科の学生と日本オタクの人がたくさん集まりますよ。

7. まとめ:親日国とは言えないけど、日本に興味がある人も多い!

いかがでしょうか。国という括りでみると、ポーランドは親日国だとは言えないと思います。

ただし、少ないながらも日本オタクなポーランド人が一定数いるのは事実です。日本人より日本のこと詳しいですよ。

日本人でもポーランド好きがいるしにしても、新ポ国とは言えませんよね。それと同じです。

現状では、お互いがお互いの国に興味がないと言ったところ!(好きとか嫌いとか以前の問題ね)ポーランド人と日本人のこれからに期待!

それでは、また〜。

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