海外旅行でチップ制度に戸惑う。ポーランドではいくら支払うべきなの?

ポーランドのチップ事情 小銭 旅行のコツ

今回は海外旅行時に気になるチップ事情についてシェアします。

海外旅行者のバイブルでもある”地球の歩き方”には、レストラン、ホテル、タクシーを利用したときには、チップを支払わなければいけないと書いてありますが、実際のところどうなのでしょうか。

1. ポーランドでのチップ支払いは?

結論から言うと、基本的にポーランドではチップ文化はそれほど根付いていません。

それでも、日本のようにまったく存在しないわけではなく、もちろんいいサービスを受けた場合には支払うこともできます。支払わないからと言ってケチだと思われることもないでしょう。

そう言われても、日本ではチップの文化がありませんから、海外旅行のときにはチップはどのように支払えばいいのかわからない人も多いかもしれません。

それでは、具体的にポーランドのチップ事情についてみていきましょう!

– チップの金額は?

アメリカや他ヨーロッパ諸国のようにチップ文化が根付いている国では、最低10%支払わなければいけないという暗黙のルールがありますね。

でもポーランドでは違います。例えば、100ズロチ(約3,000円)分の食事をしたから、チップは10%と計算して10ズロチ払わなければいけない、と言うことは決してありません。

食事の金額にかかわらず、2ズロチ~10ズロチくらいの間が相場です。支払ってもいいと思えるだけ支払いましょう。

また、チップをもらえることを前提として考えていませんから、0円でもなんの問題もありません。

– チップの支払い方法は?

①チップ入れに入れる。

最も簡単な方法ですね。何もいう必要がありません。

カフェやパブなど前払い式の場合には、レジ横にチップ入れが置いてありますので、そのまま何も考えず、好きなときに好きな金額のチップを投入しましょう。

女の人はこちら、男の人はこちらなど分けて競わせるような趣向を凝らしたチップ入れを見かけることもありますよ。

ただし、ウエイターのいるレストランなどではチップ入れはありませんので、以下の方法でお支払いください。

②現金で支払う。

日本にいるときと同じように、普通に支払いを済ませます。

そして店を出るときに、チップとして支払いたい金額をテーブルの上もしくは伝票入れの間に残しておけばいいでしょう。

もしくは、支払いをするときに、食事の金額より少し多めの金額をウエイターに渡して、「お釣りはいりません。」と言うこともできます。

例えば、食事の金額が28ズロチのとき30ズロチを渡せば、2ズロチはチップという計算になります。

③クレジットカードで支払う。

チップを支払いたいけど、小銭がないというときにはクレジットカードで支払うこともできます。

支払い前に「チップとして○○ズロチ支払いたいです。」とウエイターさんに伝えましょう。

食事の合計金額とプラスして、チップ分をカードの決済端末機械に打ち込んでくれます。金額を確認していつもと同じようにカードで支払いましょう。

2. 注意事項!

①「ありがとう」は「お釣りは要りません」の意味

ポーランドでは、ウエイターにお金を支払うときに「ありがとう」と言うと、それは「お釣りは要りません」と言うことを意味します。

日本人はよく「ありがとう」と言いますが、使用する場面を間違えるといつまでたってもお釣りが戻ってこないという事態が発生しますので注意しましょう。

感謝の気持ちを伝えたいのであれば、ウエイターがお釣りを持って戻って来たときに伝えるようにしましょう。

②団体客にはサービス料が請求されることも

6~10人以上の団体で、レストランに行くと、10%程度のサービス料が請求されることがあります。これも日本にはない費用なので知らずにいると詐欺のように感じてしまうことすらありますね。

大抵、メニューの下の方に小さく注意書きがされていることがありますが、心配であればレストランに入店する前に確認するといいでしょう。

すべてのレストランでこの制度が導入されているわけではありませんが、観光客が多く訪れるような旧市街周辺や新世界通りなどの繁華街ではよく見られます。

私なら、団体客が店に来てくれたらむしろ嬉しい、割引したい、と思うのですが、大人数が一度に来店すると、サービスを提供するのに手間がかかるからなのでしょうか?

3. まとめ:神経質になりすぎず、気軽に考えよう。

ここまでシェアしたとおり、ポーランドにはそれほどチップ文化は根付いていません。

ポーランドではチップに対してかなり柔軟な考えがありますので、神経質になりすぎる必要はありません。

それでも共産主義が崩壊後、欧米文化を多く取り入れるようになり、チップを受取ることも増えてきています。

今回は、主にレストランでのチップ支払いについてシェアしましたが、ホテル・タクシーではよほど満足なサービスを受けられたときを除いてチップを支払うことはかなり稀であると思います。

海外旅行をしていると、レジで細かいお金をだすのが面倒で、ついつい小銭が溜まってしまいがちですね。もし小銭を持っていて、満足なサービスを受けた!料理が美味しかった!と感じることができたら、チップをあげてもいいかもしれませんね。

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