寒い国での服装選びのコツ。冬のヨーロッパ/ポーランド気候と対策。

ワルシャワの文部科学宮殿 旅行のコツ

こんにちは〜!

冬のポーランドの気温ってどのくらいなんでしょう?何を着ればいいのでしょう?

11月の始め頃になると、日本の真冬並みの服装をしている人もちらほら見かけます。それと同時に半袖半ズボンで歩いている人もちらほら見かけます(ごくごくたまにね)。

と言うことで今回は、ポーランドの気温や服装(オータム&ウィンターコレクション)についてシェアします!

それでは、さっそく!

1. 秋冬のワルシャワは東京よりもマイナス10℃です。

ポーランドは、日本の北海道よりも北に位置していますし、もちろん寒いです。

日本からポーランドに来る際には、日本にいるときと同じような服装でいると後悔しますね。寒くて外に出るのが億劫になっちゃいますからね。

2018年に限って言うと、11月前半の最高気温は10℃超えていますが、後半は10℃を下回ってあっという間に3℃予報になっています。これは東京の1月の気温と同程度のようですね~。

なので、11月にポーランドにくるときには日本の冬の服装、12月〜2月は日本の真冬の服装+厚手のマフラー、手袋、帽子がいいですね。

それから、外を歩き回る予定の場合は、足元から冷えてくるので厚手の靴下or靴下の重ね履きがいいですね!

ポーランドではゴツくていかにも暖かそうな登山靴?を履いている人をよく見かけますが、1週間の短期滞在程度なら靴下の履き方を工夫すればでなんとか寒さはごまかせるかと思います!

ワルシャワの年間平均気温
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
最高気温14°19°22°24°24°19°13°
最低気温-5°-4°-1°11°13°13°-3°
東京の年間平均気温
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
最高気温10°10°13°19°23°26°30°31°27°22°17°12°
最低気温10°15°19°23°24°21°15°

ざっくり言うと、ワルシャワの平均気温は東京のそれに比べて、夏はマイナス5℃/冬はマイナス10℃くらいですね。

– 濃霧が太陽の光を遮る。

この時期は朝晩と日中の気温差が激しいので、街全体が濃霧に包まれていることが結構あります。濃霧注意報とかも出るんですよ。100m先すら見えなくなってしまうので車を運転するときには注意が必要です。

そしてこの霧、朝は特に濃ゆいです。昼頃には霧が晴れて太陽が見えることもありますね。

ワルシャワの街の中心にそびえ立っている”文化科学宮殿”やその他の高層ビルも霧でその姿が見えなくなっていることが多いです。それもまた幻想的ですけどね!

– 海や山に行くときにはさらに厚着をしましょう。

ポーランド国内でも北部の港町グダニスクはかなり寒いです。北に位置しているのでワルシャワやクラクフより気温が下がることは想像がつきますが、おまけに風が強いのですよ。

天気予報で気温を見るとワルシャワより1~2度ほど低いだけなんですが、海風のおかげで体感温度がガクッと下がります。

それから、南部の山岳地帯ザコパネも標高が高いのでもちろんワルシャワに比べて寒くなる傾向があります。

2. ポーランドの冬を乗り越えるには?

– 室内はセントラルヒーティングで暖かい。

ポーランドのアパート セントラルヒーティング
外は極寒でも、室内はTシャツ1枚でも過ごせるほど南国気分を味わえます。というのも、ポーランドではセントラルヒーティングが発達しているからですね。

ちなみにセントラルヒーティングっていうのはヨーロッパではかなりポピュラーなんですが、こたつとかストーブみたいに人がいるところだけを暖めるのではなくて、部屋(建物)全体を暖めます。

オイルヒーターみたいな見た目で、一部屋に一つ(お風呂場にも!)は備え付けになっているし、レストランやショッピングセンターなどいたるところにあるものです。だから、「寒くてお風呂行くのやだな〜」と言うことにはなりませんね!

-雪はほとんど降りません。

ポーランドは寒いですし、雪のイメージもあるかもしれませんが雪が積もることはほとんどありません。雪が降ったとしてもさらさら粉雪であることが多く、年に2〜3回、数センチ積もる程度です。

年間を通してもワルシャワの降水量は東京の半分以下で、1日中雪が降り続いたりすることもありません。ポーランドでは気温が低くても東北地方のように何メートルも雪が積もって春まではずっと積もりっぱなしということはありません。

ただし、すこし気温が上がるとそこらじゅうに雪解けの水溜まりができたり滑りやすくなりますので注意してください。日本に比べて圧倒的に道路も凸凹していますし水捌けが悪いので、少しくらい大丈夫だろうなんて思って水溜まりに踏み込むと思いの外深くて靴がびっしょり濡れてしまうなんて悲劇が怒ることもあります。

– 体温調節が簡単な服を着よう!

セントラルヒーティングで室内はポカポカですから、コートやカーディガンなどのすぐに脱ぎ着できるような体温調節可能な服を着るといいと思います!

羽織ってボタン閉めるだけ的なやつがおすすめです、頭から被って着るようなセーターやインナーの重ね着はおすすめしません。

もちろんコートは着るけど、インナーの重ね着もしたい!と思っている人もいるかもしれないけど、それだと室内に入ったときに暖かすぎて汗をかいて、いざ外に出るときに汗がひいてさむ~~~い思いをする運命にあるということを忘れてはならないのです。

– 使い捨てカイロがあると便利かも。

こんなに寒い国なのに、なぜホッカイロが普及していないのでしょう。もし冬の寒い時期に日本からポーランドに来る場合は、ホッカイロを持って来ると役に立つことがあると思います。

使ってしまえば荷物は減りますし、使わなければポーランド人にあげると喜びますよ。なんせカイロ的なものはポーランドには売ってませんし、使ったこともなければ見たこともないと言う人がわんさかいることでしょう。

夏にうちわを使っていたら、何人ものポーランド人に「それは何?どこで手に入るの?」と聞かれて人気者になりました。カイロは見せびらかして歩くものじゃないけど、それと同じ現象が起きると思います。

-乾燥対策も忘れずに!

気温ばかりに目が行きがちだけど、ポーランドの冬は日本のそれに比べてかなり乾燥します。

ハンドクリームの類はポーランドでも購入できるけど、化粧水や乳液などは売ってません。乾燥(特に顔の!)が気になる人は多少荷物になっても乾燥対策のものを持ってきた方がいいかも。

髪が静電気でふわーっと広がったり顔にまとわりついたりすることもあってイライラすることも。普段はケアしてないわって人もトリートメントやヘアオイルがあるとストレスにならずに済むかと思います。

– モバイルバッテリーを持ち歩こう!

これが意外と盲点なんですが、気温が0℃を下回るっているときに、スマホや携帯ゲーム機など外で使うと、反応が鈍くなったり充電が驚くほどあっという間になくなったりしてしまいます。

GPSを使うような地図アプリやVRゲームアプリを使うととくにバッテリーの消耗が激しいので注意が必要です。

私の使っているスマホでは、冬に屋外で3時間程GPSアプリ使うと100%あったバッテリー残量が20%になります。残量20%になると突然シャットダウンしたりすることもあります。

見知らぬ土地でインターネットや電話が使えなくなるというのは、かなり不安要素ですよね。

モバイルバッテリーを持ち歩いて、電池がなくなったらいつでも充電できるように準備しておくと安心ですね。

3. まとめ:秋冬のポーランドはオシャレより着脱簡単重視で。

いかがでしょう〜。

暖かすぎれば脱げばいい、準備は万全に。寒くて思うように観光できなかった、ホテルにこもってしまった、というのは悲し過ぎますからね。

オシャレしたいのももちろんだけど、それで寒くて出かけられないようじゃ「MOTTAINAI!」ですからね。ポーランド人もオシャレな人はたっくさんいますが、寒いときには防寒重視に切り替わります。

とはいうものの、室内はとても暖かいですし、寒ければどこか室内に避難しましょう。

ショッピングセンターやメトロでニット帽などかぶってると、通りすがりのおばさんが「ここは暖かいからニット帽はとりなさい。汗をかくから外に出ると余計に冷えるよ。」と声をかけてくれます。

日本人からしてみるとちょっぴりお節介な、だけどとても優しさ溢れるポーランド人に出会うこともできます。

事前にネットやテレビで気温や天気を調べてみたって、その日の天気はその日になってみないとわかんないですし、傾向と対策をしっかりしてポーランドの冬に挑みましょう。

それでは、また〜。

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