みなさん、こんにちは!私です。
ポーランド料理ってバリエーション豊富とはお世辞にも言えないんですが、スープに限っていえばその種類の多さには目を見張るものがあります。
今回はポーランドに来たら試してみたい定番ポーランドスープ5つをご紹介します。
①ジュレック(Żurek)
ジュレックはポーランドの伝統的な家庭料理で、ライ麦を発酵させたちょっと酸味のあるスープです。家庭料理なのに、ライ麦を発酵させるところから作り始めるってなんとも手間のかかっている一品です。日本で言うところのみそ汁のみそを発酵するところから作る的な感覚?
個人的には酸味のあるものって苦手で、最初は食わず嫌いしてたんですが一度食べてみると癖になる酸味で今ではお気に入りスープになってます。
ゆでたまごとソーセージを入れるのが定番で、その他にもじゃがいもやニンジンなど具沢山なので満足感たっぷりでこれだけでお腹いっぱいになりますよ!
②バルシチ(Barszcz)
バルシチは、ビーツを使った色鮮やかな真っ赤に透きとおったスープです。ビーツって何?っていう人も多いかもしれませんが、ポーランドなどの中欧・東欧地域ではよくみかける赤いカブのような野菜です。
ロシア料理のボルシチが有名かと思いますが、ポーランド人いわく、バルシチとボルシチとは全く違う料理。
ポーランドのバルシチは基本的には具は入っていませんが、私がお勧めするのは、こちらもポーランドの定番料理ピエロギが入ったものです。
このスープに入れるピエロギは通常のものより小さいウシュカと呼ばれるものなんですが、バルシチの旨味が染み込んだウシュカは私の大好物!
定番ポーランド料理のバルシチとピエロギが同時に味わえるなんて、贅沢の極み!
③ロスウ(Rosół)
ロスウは、チキンから出汁をとったキレイな黄金色のコンソメスープです。シンプルが故に作る人によって味に大きく差が出るのがこのスープの特徴です。
ポーランドのスーパーマーケットでどこでもロスウ出汁とりセット(ニンジン・ねぎ・セロリなど)が山積みになって売られています。それだけポーランド家庭でロスウが作られていると言うことですね。
また、ロスウにはパスタ麺を入れて食べることから、日本のラーメン(鶏白湯)に似ているとも言われています。
④ポミドロバ(Pomidorowa)
ポーランド家庭では、先で紹介したロスウを食べた翌日、ロスウにトマトピューレと生クリームを加えて、まろやかなトマトスープにするのが定番。
ロスウがシンプルなスープだからアレンジも可能なんですね。カレーライスがカレーうどんになるみたいなものでしょうか?
ロスウと同じくパスタ麺を入れて食べるのが一般的ですが、ソバの実やお米を入れて食べられることもあります。いくつかのサイトでチーズをのせて食べる~と書いてありますが、チーズがのっかているものは見たことありません。流行りのおしゃれなお店なら見つけられるのかな?
⑤オグルコバ(Ogórkowa)
発酵させたきゅうりを使用した定番ポーランドスープです。きゅうりを発酵するとは何事だ?と思ったけれど、簡単にいうとピクルスですね。
この発酵きゅうりはポーランドではこのスープ以外にもパンに乗せたり、酒のアテにされたりすることも多い。個人的にはこの発酵きゅうりをそのまま食べるのはあまり得意ではないのだけれど、スープになれば話は別。旨味が凝縮されるし酸味が緩和されるしで、一石二鳥でしょ~。
ちなみに発酵きゅうりはとってもポーランド的な食べ物でどのスーパーでも売ってるから、これだけでも試してみる価値ありですよ!
・おまけ:手軽にポーランドスープを楽しむならインスタントスープがおすすめ
ポーランドのインスタントスープは、安くて美味しい(しかも軽い!)からお土産にも最適です。
お手軽だからポーランド人も普段からよく食べています。ちなみに、ポーランド人一人あたりのインスタントスープ消費量は年間15kgで世界一なんですよ!どんだけスープ好きかが伺いしれますね!
インスタントスープはいくつかのメーカーが出していますが、個人的にはクノールがコスパ高めと思います。何を食べてもハズレがありません。うちはいつもストックしてます。
1袋1.5ズロチ(約45円)で、スープの素をコップに入れてお湯を注ぐだけで完成!
・まとめ:ポーランドスープは毎日日替わりでも1ヶ月楽しめます!
ポーランドの定番スープをご紹介しました!今回紹介したもの以外にも驚くほどたくさんの種類のスープがあります。
よく行くレストランでは毎日日替わりでスープを提供しているんだけど、3日に1回は見たことないスープが提供されてるから、ポーランドのスープを全制覇するにはまだまだ時間がかかりそう。
これらのスープはポーランドの家庭料理だから、作る人によっても味が大きく変わるのも魅力の一つ。同じものを食べているはずなのに、毎日新しい発見をすることができます!
それでは、また〜
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