海外移住はポーランドがおすすめ。平凡な日本人が掴んだ新たな可能性。

ポーランドの美しい街並み ヴロツワフ旧市街 ポーランドのこと

私がポーランド生活を始めてからそろそろ1年が経とうとしています。

もともとポーランドが好きでここに来ましたが、暮らしてみて知れば知るほどポーランドが好きになりました!ということで、日本の皆さんにポーランドに一度でもいいから来たみたほうがいい理由をお伝えしたいと思います。

あまり知られていませんが、観光するにも移住するにもかなり魅力的な国なんですよ!

1. ポーランドについて関心のない日本人が多いのが現実。

多くの日本人にとって、ポーランドというのは、旅行ましてや移住先として人気がないと言うよりむしろ、そもそも候補にも入っていないでしょう。。

ポーランドに行きます!と言っても、ポートランド(いや、ポートランドはアメリカだし)楽しそう!ポルトガル(もはやポしか合ってないよ。)に行くんだっけ?と言われることが多々あります。

「好きの反対は”嫌い”ではなく”無関心”」とはよく言ったもので、ポーランドについて無関心というか無知な人があまりにも多くて哀しくなってしまいます。

他の国にはないようなユニークで素晴らしい特徴がたくさんあるのに、知られていないなんてもったいない!ポーランド人の代わりにポーランドを勝手におすすめします!

2. 私がポーランドをおすすめする理由、メリット6つ!

①財布を落としても戻ってくるほど治安がいい。

ヨーロッパのよくある観光地みたいにいつでもどこでもスリ対策が必要で、バックは前に抱えて持とうとか、ロックをかけておこうとか。

キレイな景色や街の歴史を楽しむことそっちのけで治安のことばかり考えなくちゃいけないなんて、ストレス溜まってどこにも行きたくなくなっちゃいますよね。

でも、ポーランドではスリ対策も詐欺対策も必要ありません!ポーランド人は、ポーランドでは財布を落としても戻ってくると言っています。カフェだったら、パソコンをテーブルに置いたままトイレに行っちゃう人も多いです。

もちろん必ずではないし、最低限の注意は必要ですが、普通に生活しているならスリなんかの治安の心配をする必要はありませんし、女性が夜、一人で歩いていても身の危険を感じることはないでしょう。

②食料品など生活必需品はとくに、物価が安い。

移住を決断するのに物価が安いという理由だけではいけないと思いますが、生活するには切っても切れない物価です。

ポーランドでは食料品や公共交通機関のチケットなど、生活必需品は日本に比べて安価である傾向があります。

ポーランドで最も生活費が高い首都のワルシャワでも1人あたり1ヶ月5〜8万円程度あれば無理なく暮らしていけると思います。

ただし、洋服や電化製品など日本と比べて同程度かむしろ高価なものもあるので注意が必要です。

③不便を楽しむ心に余裕を、生活の質レベルが高い。

生活の質レベルは西ヨーロッパ諸国と変わりません。生活の質という観点から見たら、世界的にみてもポーランドはかなり上位に食い込んでくると思います。

各種インフラも整っているし、Uberや民泊などの日本では規制だらけの新しいサービスもどんどん積極的に受け入れています。

確かに、日本より便利な国はないけど、ポーランドで生活してみると日本の便利さって誰かの犠牲の上に成り立ってるんだってことに気付くよ。

最初は不便だなと思っていましたが慣れてしまえば、コンビニは24時間営業じゃなくても誰も困らないし、宅配の時間指定が2時間ごとである必要なんてないです(ポーランドでもコンビニ受取りができますし)。電車が数分遅れただけでイライラするなんてエネルギーの無駄ですね。

心にゆとりがあるから、少し不便なことがあったくらいでは気にも留めないし、些細なことでイライラしないことがまた心のゆとりを作り出すよね。

④迷惑をかけるのはお互い様だから、みんな優しい。

助け合いの精神が根付いてるから、誰か困っている人を見かけたら声をかけずにはいられません。

重いものを持っていたら、持ちましょうか?と声をかけてくれるし、道に迷っていればこちらから尋ねる前にどこに行きたいの?と聞いてくれる。

日本人は「迷惑をかけてはいけません」と言われて育つから迷惑をかけることを嫌うし、人に迷惑をかけられるのも嫌い。

ポーランドでは、迷惑をかけるのは当たり前かつお互い様だから、ポーランド人は困っている人を見かけたら積極的に 声をかけて手助けしようとするのね。

ポーランド人は無表情だなんて言われることがある。というのも、初対面のときはパーソナルスペースに踏み込んでほしくないと思う人もいますが、一度そこに入ることができればあとは優しさの塊です。

⑤市民レベルでも、経済成長を実感できる。

日本人の中にはポーランドは貧しい国なんて思っている人もいるかもしれませんが、それはもう過去の話です。

ポーランド(とくにワルシャワ)は高層ビル群が建ち並んだ都会ですし、おしゃれスポットや新観光名所もぞくぞくと誕生してます。

ポーランドで生活していると今日よりも明日、今年よりも来年がよくなると実感できます。

現時点ではポーランドは経済レベルではまだ先進国とは言えないけど、ポーランドは今まさに経済成長中です。

収入は毎年上がることが期待できるし、イギリス、フランスやドイツなどの経済大国との差も今後どんどん縮まっていくと思います。日系企業もどんどんポーランド進出していますしね。

事実、ポーランドの最低賃金は10年前と比較して倍以上に跳ね上がっています!今はポーランドは物価が安いなんて言えるけど、10年後、20年後は日本と同じ程度になっている可能性だってありますよ!

⑥日本に興味がある、日本語が流暢なポーランド人が多い!

もちろんすべての人が日本を好きなわけではありませんが、一定の割合で日本に興味のある人が多く、なかには日本語が驚くほど流暢に話せる人もいます。

特にワルシャワ大学の日本語学科の学生は、たとえ1年生でも敬語を使えたり難しい漢字を読み書きできます。

また、ワルシャワでは定期的に”日本語を話そう”の会が開催されていて、そこには日本語が話せる人が多く集まります。

ホームシックのときや、日本語を話したくなったときには参加してみるといいですね。

海外生活で、ポーランド語(英語)を話したいと思うのはいいことですが、いざというとき、日本語を話せる人がいると安心感が違います。

3. あえてデメリットをあげるとするならば。

①日本食が売っていない、もしくは高価で手が出しにくい。

日本人が多く住むロンドンやニューヨーク、バンコクなどの海外の都市では日本のチェーン店や日本食レストランはよく見かけるけど、ポーランドには残念ながらほとんどありません。

例えば、日本食の定番料理肉じゃがを作ろうにも、豚バラの薄切り肉なんて売っていませんし、しらたきも絹さやもなければ、みりんや料理酒もありません(醤油はどこに行って買えます)。

日本人が少ないから日本食の需要もないのは仕方がないことでしょう。でも、日本食に関心を持つポーランド人も増えて来ているし、今後ポーランドに来る日本人が増えればこの問題も解決するかもしれません!

4. 東南アジアは人気なのに、ポーランドはなぜ不人気?

ポーランドは日本人の海外移住先として人気のあるタイや台湾などの東南アジア諸国と同程度の物価で、これだけ質の高い暮らしができます。

生活費を抑えながらも、生活の質を高めて暮らすことができるのに移住先候補にすら上がってこないというのはなんとも不思議です。

ポーランドは物価・収入レベルは日本と比較するとそこまで高くはないですが、生活の質レベルで考えると日本はヒョイっと越されてます。

だから、日本で働いて貯金をしておくと、ポーランドに移住した後には、低い物価で質の高い生活を送ることができます。

個人的には、世界の住みやすい都市ランキング上位常連のオーストリア(ウィーン)よりもカナダ(バンクーバー)よりも断然ポーランドが住みやすいと思います。

5. ビザ取得の難易度も高くない、とくに20代はワーホリしよう。

ポーランドはその他のヨーロッパ諸国と比較して、ビザを取得難易度もそこまで高くはありません。

それに、そこで何十年も生活する必要なんかなくって1年だって(仮に3ヶ月ならビザ問題もないし!)だっていいから、生活してみることをおすすめしたいです!

そしてポーランドでもう少し暮らしてみたいなと思えたら、延長すればいいのです!

とくに20代の人は、ポーランドワーキングホリデービザを使えば、ほぼ無条件でポーランドに1年間滞在できます。仕事だってできるし、学校に通うことだってできる夢のようなビザ利用しない理由がないよね!

6. 日本の外に出てみる勇気が、人生の可能性を広げる。

やる前に起こるかどうかもわからないことをあれこれ考えて不安になって、結局何もできないより、とりあえずやってみてなんか思ってたのと違うと感じたら、来た道を引き返してみるか別の道を進んでみるのもありだと思います。

私はポーランドが好きだから、より多くの人にポーランドに関心を持ってもらいたいと思いますが、十人十色で好みだっていろいろだし、その人によってベストな国が違うのは当たり前です。

日本に生まれたからってずっと日本に住まなきゃいけないわけではありませんし、同じ場所にずっと留まっていなきゃいけないわけでもありません。

日本もいいところですが、短期間でも世界を覗いてみるのは、間違いなくあなたの人生の奥行きを広げることにつながります!一度きりの人生だから後悔のないように生きたいもんね!

7. なんのスキルもない普通のOLだったけど、

私は日本では、特別なスキルは何も持っていない普通のOLでした。

でも、ポーランドに来たら日本人である・日本語を話せるということが私の特別なスキルになるんです。普通の日本人であることを武器にして生活できるなんて今まで考えたこともありませんでした。

もちろんITスキルなどの専門知識があるに越したことはないけれど、私なんてどうせ・・・と思って海外移住を諦める人がいるのなら本当にもったいないです。

日本人であるということを武器にして、今は海外で起業家として活動しています。これから先のことはわかりませんが、とにかく2年前の自分には想像できないほどのビックステップです。

この記事があなたの背中を押せたら幸いです!

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