こんにちは!
日本にとってポーランドは遠い国ですし、ポーランド人のことについて知らない人も多いと思います。
今回は、日本のみんなにもっと知ってもらいたいポーランド人の素敵な国民性についてシェアします。これが私がポーランドを好きな理由です。
1. 困っている人を見ると助けずにはいられない。
電車のチケットの買い方がわからなかったとき、レストランでメニューに何が書いてあるかわからなかったとき、重いスーツケースを持って階段を登ろうとしているとき、こちらから何も言わなくても「手伝いましょうか?」と声をかけてくれる人が多いのがポーランドです。
見て見ぬフリなんてしません。
上で紹介した例は実際にあったものですし、外出時、スマホのバッテリーがなくなってしまったときに、周りを見渡して一番近くにいた人に「あなたのスマホ貸してください。」と突然話しかけたときも、何を疑うこともなく「どうぞどうぞ、喜んで!」と言って貸してくれました。
– 迷惑はかけられて当然。
ポーランドでは、”迷惑はかけて当たり前、かけられて当たり前”が大前提です。何か助けが必要なときには、遠慮はせずに素直に厚意に甘えましょう。
ポーランドでは、日本のようにすべてがうまくコントロールされていないので、問題が起きたり混乱が生じたりすることは日常茶飯事です。特に旅行などの短期滞在の場合には、自分の力だけで解決できないこともたくさんありますよね。
誰かを助けたら、それが回り回って自分が困っているときにまた誰かが助けてくれるのです。
– 親切を通り越しておせっかい?
特にお母さんやおばあさん世代の人は、日本人からしてみたら多少おせっかいだな~と思うレベルまで、かなりのお世話好きです。
例えば、室内にいるときは暖かいから手袋やニット帽子は取りなさい、外に出たときに汗が引いて風邪ひくよ!と教えてくれたりとか、レストランでご飯を食べているとこれも食べなさい!と食べ物のおすそわけをいただいたりとか。
友達でも親戚でもないけれど、どこからともなく見たこともない人がやって来てお世話を焼いてくれます。
まるで”人類皆兄弟”ならぬ、”人類皆我が子”的な雰囲気を醸し出しています。
2. ポーランド人へのステレオタイプは本当?
-ポーランド人は無表情?
ポーランド人は一見無表情でクールなんですが、それは寒い国あるあるですよね。
怒っているわけではありませんし、哀しんでいるわけでもありません。ただ、寒いから表情がこわこわばってしまいがちなんです。
私もポーランドに来たばかりの頃は、みんな無表情だし誰も私に笑いかけてくれないんだと卑屈になっていました。
ポーランド人は嘘をつけない真面目な性格なので、作り笑いはしません。接客中であっても、笑いたくなければ無理して笑顔を見せる必要はないのです。
ただし、それは笑顔を見ることができたらそれは本物だということを意味します。接客中くらいもう少し笑えばいいのにと思うことも多々ありますけどね。
-外国人には優しくない?
そんなポーランド人でも、たまに外国人に対して無意識のうちに身構えてしまう年配の人も見かけます。
それも言葉がわからなかったり、ポーランドでは外国人(特にアジア人)がまだ珍しい存在であるから故の潜在的な苦手意識があるからです。
だから、もしかしたら避けられたとか質問したのに無視されたということが起こるかもしれませんが、決して悪意があるわけではないということを理解しておきましょう。
日本人にもそうゆう人はいますよね。街で外国人に道を聞かれただけでやたらドキドキしてしまったり、日本語で聞かれてるのに、頭が混乱して英語で答えようとしてしまったり。
3. 親切は天下の回りもの。迷惑は悪いことではありません。
ポーランド人の国民性や気質がお分かりいただけましたか?
もちろん、すべてのポーランド人がこうだとは限りませんし程度の差はありますが、多くの人がこのような性格をもっていると感じます。
ポーランド人は真面目で努力家ですし、日本人に似ているなんて言われることもあります。ただし、この”迷惑はかけて当たり前、かけられて当たり前”という根本的な考え方が違います。自分がした親切は回りまわってまた自分に戻ってくるのです。
子どものときから、人に迷惑をかけないようにしつけられる日本の教育とはかなり異なりますね
特に旅行でポーランドに訪れている場合など、助けが必要なことも多いと思います。そんなときは遠慮なく近くにいる人に助けを求めてみましょう。
クールな表情の裏に隠された笑顔と親切心いっぱいのポーランド人に出会えます。一声かければ、みんな笑顔で対応してくれます。そのギャップが愛おしくてたまりません!
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