ゆとりある丁寧な生活。ポーランドにいると心が満たされるのはなぜ？

こんにちは！

ポーランドに住む人々は、決して豪華な暮らしをしているわけでもなく、収入だって特別多いわけでもありませんが、ゆとりのある質の高い生活を送っています。

そこで、今回はなぜポーランド人が質の高い生活を送っているのか考えてみました。

１. ありふれた日常に幸せを感じ、感謝する。

家族とおしゃべりをして、TVを見てゆったり過ごし、美味しいご飯を食べて幸せを感じられることが心を満たし、人生の充実度を高めます。

海外旅行に行かなくても遊園地に行かなくても、一見してみるとどこにでもあるありふれた日常に日々感謝して生活しています。

ポーランドは日本と比較して娯楽施設は少ないですし、「毎日平凡な生活で少し退屈だなぁ」なんて思っていたこともあります。

でも家族でおしゃべりするのもTVを見てゆったり過ごせるのも永遠に続くものではないんだと意識するだけでそれが特別な出来事のように思えますね。

ただ安いからと言う理由で、身体に悪いものやファストフードばかりを食べることはありません。

ポーランドでは、週末にはナチュラルマーケットが開催されたり、どこにでもあるようなスーパーマーケットでもオーガニック製品を種類豊富に購入することができます。

砂糖の量やカロリーだけでなく、食品添加物をできるだけ取らないよう心がけている人もかなり多いです。パッケージにも「砂糖ゼロ！添加物不使用！」と大きく記載されているものも多いですね。

bio製品の価格はやはり一般の商品に比べてたら高価な傾向がありますが、それだけ需要が高いということでしょうか。

とてもシンプルですが、自分自身の体を大事にするということは心を豊かにするのかもしれません。

ワルシャワなどの都市でも高層ビルが立ち並んでいるすぐ隣に緑豊かな公園があります。

公園のベンチで横になって本を読んだりカップルで話をしたりそれぞれ思いおもいに過ごしている人たちをあちこちで見かけます。

どこか遠くに行かなくても、仕事終わりに自然を肌で感じることができるのです。

森林浴や日光浴をして新鮮な空気を身体に取り入れるだけでも、気持ちが楽になったりストレスが減ったりする効果があります。

また、なるべくプラスチック製品を使用しない、再生可能エネルギーを使うなど環境問題に関心のある人も多いです。

自分ではない何かに期待するってことは、それだけ失望する回数も増えるということです。

例えば、海外旅行をしているときを想像してみてください。

日本人にとってレディーファーストってあまり馴染みがなですから、レディーファーストされることなんて期待しませんよね。

だからされると「嬉しい！」。そうされるだけでその人がかっこよく見えてしまうこともあるくらいですね。

日本人は、レディーファーストされることに対して期待をしていないから、たとえされなくたって当たり前。いちいち失望することはありません。

でもヨーロッパ人にとってはレディーファーストされることを当然のように期待してるから、レディーファーストされなかったら、「なんだ！」と失望してしまいますね。

そうです。期待値が低ければ低いだけ、幸福を感じやすくなります。反対に期待が高ければ高いだけ失望する回数も増えますね。

レディーファーストは日本人にとって幸福を感じやすい例でしたが、一般的に日本人は、期待が高いと言われています。実際に私もそうでした。

日本では電車が遅れないのは当たり前ですから、当然のように時間通り動いていることを期待します。

でもたまには遅れることだってあるでしょう、日本人の中には、数分遅れただけでイライラする人も少なくないはず。ポーランドではそれくらいの遅れなら誰も気にしません。

もちろんすべての人がこんな風に暮らしているわけではないけれど、これが私がポーランドに移住して受けた印象です。

私もポーランドにふらっと旅行でくるまでは、移住するほどポーランドが好きになるなんて思ってもいませんでした。

ましてや、ポーランドで暮らす人々がこんなにクオリティーの高い生活を送っているなんて想像したこともありませんでした。

また今回シェアしたことは、どれも大がかりなものではなくどこにいても実践できるような、毎日のちょっとした気の持ちようについてでした。

みなさんの生活の質を高めるヒントになれば幸いです。ご自愛くださいね。