こんにちは!
今日は、ポーランド人の伝統的な1日の食事の取り方についてご紹介します!なんとポーランド人は1日5食が基本なんですよ〜
それでは、さっそく〜。
・はじめに:ポーランドは1日5食が基本です。
日本をはじめとして多くの国では食事は1日3回(朝・昼・夜)が基本ですよね。
しかし、伝統的なポーランドの食事の回数とタイミングには異なる特徴があります。私は食べているものが違うだけでなく食べるタイミングが違うなんてポーランドに来るまで知りませんでしたよ。
それでは、ひとつづつ見ていきましょう!
① 朝起きたら、まず第1の朝ご飯(Śniadanie シニダニエ)。
朝、目が覚めたら(7時〜9時頃)、仕事や学校に行く前に、まず朝ご飯を食べます。パンにハムやチーズをのせて食べたり、スクランブルエッグやヨーグルトなどを一緒にいただきます。
日本人がテレビや映画で見たり想像したりするような一般的な欧米の朝ごはんとほぼ変わりはありませんが、一つ特徴をあげるとすれば、多くの家庭でラディッシュ(ハツカダイコン)が食べられています。色も鮮やかで食卓が華やかになりますね。
②お昼ご飯はまだまだ、第2の朝ごはん(Drugie śniadanieドゥルギ・シニダニエ)。
第1の朝ごはんを食べ終わって数時間後(11時頃)には、第2朝ごはんを食べます。これがポーランド人の1日の食事で最大の特徴といっていいも知れません。
バナナやリンゴ、小さめサンドイッチなどお昼ご飯までにお腹が空いてしまわないように、軽めに食べてお昼ご飯に備えます。
というのもポーランドのお昼ご飯の時間が遅いのでそれまでにどうしてもお腹が空いてしまうんですね。詳細は以下、説明します。
③1日のメインの食事、お昼ご飯(Obiadオビアド)は家族で一緒に。
仕事や学校が終わって家族が帰宅した後(14時〜16時頃)に、みんなで集まってお昼ご飯(Obiadオビアド)をいただきます。
日本人にとっては夜ご飯が1日のメインの食事になりますが、ポーランド人にとってはこのお昼ご飯です。
まず最初にスープやサラダなどの前菜から、肉や魚などのメイン料理をいただきます。メイン料理にはじゃがいもやお米のほか、ゆでた蕎麦の実が添えられることも多いです。この蕎麦の実はポーランドではよく食べられていて、スーパーマーケットでは多くの種類の蕎麦の実が並んでいます(お米より多いです)。
また、1日のうちで温かい料理を食べるのはこのお昼ご飯のみです。
④スイーツ大好きポーランド人はおやつ(Podwieczorek/ポヴィェチョレック)も忘れない。
1日のメインの食事であるお昼ご飯(Obiad/オビアド)を食べてお腹いっぱいになってもスイーツは別腹、おやつ(Podwieczorek/ポヴィェチョレック)をいただきましょう。
アイスクリーム屋さんに行ったり、おばあちゃんやお母さんが焼いたケーキと紅茶を一緒にいただいたりしてゆったりとした時間を過ごします。
日本ではおやつというと子どものためというイメージがありますが、ポーランド人は老若男女甘いものが大好きでこのおやつの時間を楽しみにしています。
⑤1日の締めくくりはシンプルに。夜ご飯(Kolacja/コラツィア)。
家族で思い思いに時間を過ごした後(19時〜21時頃)、1日の最後の食事となる夜ご飯(Kolacja/コラツィア)をいただきましょう。
メインとなるお昼ご飯はすでにたっぷり取っているので、夜ご飯は簡単でシンプルなもの場合が多いです。
パンにハムやチーズ、キュウリをのせたサンドイッチであることが多いです。これにお昼ご飯の残りのスープが加わることもあります。
夜ご飯は1日の中で最も簡素で基本的に火を使う料理は作りません。切るだけや温め直すだけで手軽に済ませてしまうことがほとんどです。
1日のメインを夜ご飯と考える日本人からしてみると、なんだか物足りない気持ちにすらなってしまいます。
・まとめ:ポーランド人は1日中なにかしら食べてます。
ポーランドの伝統的な食事方法を紹介しました。最近では生活携帯の変化や健康志向の人も増えているため、必ずしもすべての人がこの通りに食事をしているわけではありません。
ポーランド人の家庭にお邪魔すると、お母さんは朝から晩までずーっとご飯を作っていてとても忙しそうです。1回の食事はシンプルなものが多いとはいえ、1日5回の食事を家族の人数分作るのは簡単なことではありません。
また、夜ご飯はあくまでおまけ的な存在なので、日本の子どもたちのように「おやつ食べすぎると夜ご飯食べられなくなるよ!」と言われることもありませんね!
それでは、また〜。
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