こんにちは。
最近ポーランドもようやく夏らしくなってきました。と同時に日本の酷暑も心配です。みなさん水分補給と休息しっかりとりましょうね。
ということで今日は、ポーランドのお水事情についてシェアしようと思います。日本の水とポーランドの水がこんなにも違うものかと私自身も悩まされてます。
1. ポーランドの水道水は飲める。それでも念のため一度沸騰させるよ。
– 水道局公認、ポーランドの水道水は飲める!
ワルシャワにある水道局はポーランドの水道水は基本的に飲むことができると正式に告知しています。
上の写真は”ワルシャワの水道はあなたのために”と書いてあるのですが、安全に水道水飲むことができますよ、というお知らせのようなものです。
どうやら十数年前には水道水をそのまま飲むと、お腹を壊したりしたこともあったようで、水道水を安全に飲めるようになったのは最近のことのようです。
水道水は飲めると知ってはいるものの、過去の習慣からくるものなのか、ポーランドではスーパーマーケットでミネラルウォーターを買ったり、水道水でも一度沸騰させたりするのが一般的です。
– ワルシャワでは”水道水を飲もう!”活動が行われています。
ワルシャワ水道局は、ワルシャワの水道水の安全性や美味しさを広めるためのキャンペーンを実施しています。
公園やヴィスワ川沿いに給水車を設置して、無料で水道水を提供しています。天気のいい日は特にノドが乾くので、多くの人がこの給水車から水道水を出して美味しそうに飲んでいます。
水道水だからといって水を飲むことを躊躇している人もいないですし、この調子でいくと近い将来には、ポーランドでも水道の蛇口をひねって水をそのまま飲むことが当たり前になるかもしれません。
2. ポーランドのお水売り場は種類が豊富。どれを買ったらいいのやら。
先述のようにポーランドでは多くの場合、まだ水は買うものですから、スーパーマーケットにはたくさんの種類のミネラルウォーターが所狭しと並んでいます。
いろいろな会社からいろいろな種類のミネラルウォーターが販売されているので、何を買ったらいいのかわからなくなるほど。また、お値段は500mlで1ズロチ(約30円)〜2ズロチ(約60円)程度です。
ポーランド語のわからない旅行者には至難のワザですね。ポーランドに住んでいても、水ひとつ買えずみじめな思いをしたことが何度あったことか。
☆水を買うときの確認ポイント
①”炭酸入り”なのか、”炭酸なし”なのか
日本からポーランドへ来た旅行者にとって何がわかりにくいかって炭酸入りのミネラルウォーター(スパークリングウォーター)があるということ。ポーランドでは、炭酸入りミネラルウォーターも人気です。
日本ではほとんど見かけないし、試しに飲んでみても炭酸弱めの甘くない三ツ矢サイダーって感じでなんともいえないお味。ちょっぴり癖があるから、好き嫌いがわかれるんですね。
私も最初は苦手だったけど、炭酸なしの普通のお水買おうとして、間違えて炭酸入り買っちゃったりして仕方なく飲んでたらだんだん好きになってきました。
炭酸入りかどうかは必ずラベルに書いてありますので確認してみましょう!
- gazowana(ガゾバナ)・・”炭酸”という意味。もっともスタンダードな炭酸水。
- lekko gazowana(レッコガゾバナ)・・”微炭酸”という意味。lekkoは少しだけという意味なんですね。
- niegazowana(ニエガゾバナ)・・”炭酸なし”という意味。nieは英語の”no”と同じく否定する言葉です。
②”軟水”なのか、”硬水”なのか。
そもそも海外(ヨーロッパ)と日本の水の質が違うが違うんですね。一般的に日本は”軟水”で水に含まれるマグネシウムやカルシウムなどのミネラル分が少なく、ヨーロッパは”硬水”でミネラル成分が多く含まれてると言われています。
水道水の場合、日本でもポーランドでも味や食感でその違いを感じることはないですが、硬水の方が含まれるミネラル成分が多いので、不足しがちな栄養素を簡単に補うことができます。
ただし、硬水を飲み慣れていない人が一度に大量に硬水を摂取すると、胃腸がびっくりしてお腹がゆるくなったりすることがあります。便秘気味の人はするーっとでたりね。
軟水なのか硬水なのかはラベルに書いてあるので確認しましょう!
- mineralna woda(ミネラルナヴォダ)・・硬水という意味。そのままミネラル入りのウォーターですね。
- niskosodowa(ニスコソドヴァ)・・軟水という意味。
3. 何を買うか悩んだら、これを買えば間違いない。
そんなこと言われても、結局何を買ったらいいかわからないという方にはこれをおすすめします。限りなく日本の水に近くこれぞ定番の水だ!と思うものです。
ちなみに日本でもよく見かける海外ブランドのボルヴィック(仏)やクリスタルガイザー(米)などはポーランドではいまだに見たことがありません。
・żywiec zdrój(ジビエツ ズドロイ)
“żywiec”というとビールも有名なんですが、ポーランド南部の都市の名前なんですね。ポーランドのコンビニでもスーパーでもどこでも見かける一般的な水です。
・Kropla Beskidu(クロプラ べスキドゥ)
“Kropla Beskidu”はこちらもまたポーランド 南部にある”ベスキド山脈の水滴”という意味です。こちらは駅やキオスクでよく見かけるような気がします。
4. まとめ:必要なお水が手に入れられますように。
日本人には、お水を買うものという習慣はあまりありませんが、ポーランドではみんな当たり前にお水買っています。
レストランでもお水はお金を払って注文するものだし、フードコートに行ってもタダのお水はありません。
それでもポーランドの水道水は公式に飲めると発表されていますし、あまり気にしないという方は、水道水をそのまま飲んでもまったく問題ないということを覚えておくといいですね。
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